ものづくりを続ける中で、最も頭を悩ませるのが「どこでどう作るか」という問題です。
SOLAもこれまで、日本の職人、台湾の工場、中国の工場、そして再び日本の工場や職人と、納得のいく品質を求めて生産拠点を移してきました。

■ 「日本製=高品質」は本当か
一般的に「日本製は良質で、海外製は劣る」と言われることがあります。しかし、実際に現場を見てきた経験から言うと、この考え方は必ずしも正しくありません。
海外であっても、管理体制を徹底すれば高品質な製品を作ることは可能です。
・品質管理の仕組み
・職人や工場との連携
・製造プロセスの精度
これらが揃えば、生産国に関係なくクオリティは成立します。
■ 海外生産で実現できた品質
実際に、過去には日本の工場では難しかった高難易度のかばんを、台湾の工場が見事に形にしてくれたこともありました。
つまり、「どこで作るか」よりも「どう管理するか」が重要であるケースも多いのです。
■ 薄い財布に求められる精度は別次元
しかし、Tenuisシリーズのような薄い財布になると話は変わります。
・極限まで削られた厚み
・ミリ単位の設計精度
・わずかなズレが使い勝手に直結
このレベルの製品では、わずかな誤差が「使いにくい財布」になってしまいます。
■ なぜ日本生産が適しているのか
現在、Tenuisシリーズは日本の工場および職人による生産が最も適していると判断しています。
・細部までの精密な調整
・高難易度な縫製技術
・安定した品質の再現性
これらが揃うことで、初めて「薄さ」と「使いやすさ」を両立できます。
■ 製品ごとに最適な生産体制がある
すべての製品において、日本生産が最適とは限りません。しかし、Tenuisのように精度が求められるミニマル財布においては、現時点では日本の生産体制が最も適していると考えています。
製品ごとに最適な環境を選び続けること。それが品質を維持するために重要な要素です。
■ 実際の製品を見る
こうした背景のもとで作られた薄い財布やミニマル財布は、細部の仕上がりや使い心地に違いが現れます。



