6㎜の薄いコンパクト財布Tenuis第3・第4世代はなぜ制作が難しいのか(縫製工程の一部公開)

薄いコンパクト財布として展開しているTenuis第3世代・第4世代は、見た目以上に製作難易度の高い構造になっています。今回はその中でも、ツインカードスロット周辺の縫製工程について、実際の製品をモデルとして一部ご紹介します。こんな複雑な構造や工程のメンズ二つ折り財布はなかなかありません笑

※写真で使用しているのは既に完成した製品です。

まず、Tenuisの特徴でもあるツインカードスロットの最終縫製部分です。縫製線自体はポケットの下に隠れております。


このあとコバ(端)の縫製に入りますが、この工程が難所のひとつです。そのまま表から縫うとカードポケットまで縫ってしまうため、この部分を折り曲げた状態で縫製する必要があります。

さらに別の辺でも同様に、カードポケットを折り曲げた状態を維持しながら縫う必要があります。この2つの辺は別々に縫います。

この折り曲げた状態を保ったまま、牛革表面側から縫製を行います。使用しているのは「腕ミシン」という特殊なミシンで、写真は下側から撮影しています。折り曲げによって段差が生まれているため、わずかなズレが起きやすく、非常に気を遣う作業になります。

実際に縫製中の表側の見え方はこのような状態です。

この工程については、これまで日本国内および海外の工場/職人で製作を試みてきましたが、どこでも再現できるものではありません。技術差がはっきりと出る部分であり、国内でも対応できる工場/職人は限られています。

そのためTenuisは量産が難しく、基本的には手作業で一つ一つ製作する形になります。結果どうしても製作に時間がかかってしまいますが、この構造を成立させるためには避けられない工程でもあります。

同構造を採用しているモデルは以下です。

薄いコンパクト財布Tenuis第3世代 帆布版
https://solahanpu.com/products/tenuis-third-canvas?from=article

薄いコンパクト財布Tenuis 第3世代 革版
https://solahanpu.com/products/tenuis-third?from=article

薄いコンパクト財布Tenuis 第4世代 革版
https://solahanpu.com/products/tenuis-fourth?from=article

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