帆布財布に関する質問と回答

先日、あるお客様から頂いたお問い合わせ内容です。

「SOLAHANPUには帆布(布)シリーズの財布がありますが、蝋引きとはいえ、布の財布はこすれて毛羽立ったり、汗や水分が染み込んだりしませんか? 耐久性がどのくらいなのか気になります」

昨今薄い財布をお求めになる方は多いですが、布製となるとやはり日常使いでのダメージや後悔しないかどうかが気になりますよね。今回は、そんな帆布財布の「耐久性」や「変化」についての疑問にお答えしていきたいと思います。

まず大前提として、SOLAHANPUの帆布シリーズは、天然の綿帆布に蝋(ろう)成分をしっかりと染み込ませた「蝋引き帆布」を使用しています。これが、一般的な布とは異なる特長を生み出しています。

・こすれや毛羽立ちについて
もし一般的な布で財布を作った場合、ポケットやカバンの中でこすれると、すぐに毛羽立ちが起きて使いにくくなってしまうでしょう。

しかし、蝋成分を染み込ませたSOLAHANPUの帆布は、表面に蝋の層があるため繊維がまとまりやすくなっており、毛羽立ちがかなり抑えられています。

それどころか、日常的にこすれることで蝋成分が作用し、むしろ表面に光沢が生まれ、良い意味で手に馴染んでくる感覚が得られます。布でありながら、少し「革」のような質感に近づいていくのが大きな特徴です。

・水分や汗の染み込みと、耐久性について
蝋成分を含んでいるため、完全防水ではないものの、軽い水滴であれば弾いたり染み込みにくかったりする性質を持っています。

とはいえ、真夏にズボンのポケットに入れて使用する場合、「絶対に汗や水分が染み込まないか」と聞かれれば、さすがにそれは防ぎようがありません。ある程度の染み込みは起こるものだと想定しておくのが現実的です。

しかし、私たちはこの「染み込み」を完全に悪いものだとは捉えていません。

実は、多少の水分が含まれることで適度な擦れ効果が生まれ、使い込むほどに帆布特有の「光沢」が出やすくなるという利点もあるのです。革製品のエイジング(経年変化)とはまた少し違いますが、「布なのに使い込むと光沢が出る」という、蝋引き帆布ならではの非常に特殊で魅力的な変化を楽しんでいただけます。

・10年モノの実物写真を文中に添付しています。
百聞は一見に如かずということで、実際に弊社スタッフがSOLAHANPU黎明期から10年間、毎日ガシガシと使い込んだ蝋引き帆布の表面をご覧ください。

いかがでしょうか。 蝋成分が表面をしっかりとカバーし、美しい光沢が出ているのがお分かりいただけるかと思います。

布の財布と聞くと耐久性に不安を覚えるかもしれませんが、蝋引き帆布は皆さんが想像する以上にタフで、長く付き合うことで自分だけの表情を見せてくれる素材です。ぜひ、日々の生活の中で気兼ねなく使い込んでみてください。

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