青信号でも左右を確認する人と、思考停止に陥らない製品設計

横断歩道が「青信号なら絶対に車は来ない」と信じ込み、一度も左右を見ずに横断歩道を渡る。確かにルール上は正しいのですが、現実は赤信号で突っ込んでくる車もあれば、予期せぬトラブルも起きます。本来、自分の身を守るのは自分自身の「周りを見る」という注意力であるはずです。昨今、信号がないところでさえ、前後左右を見ずに車道へ飛び出してくる歩行者、自転車等少なくない気がします。

しかし、社会では何か問題が起きると、個人の意識を高めることよりも、極端な「規定」で縛ることを優先しがちです。自転車の車道走行の問題も、一部の無謀な運転を防ぐために、これまで安全に配慮していた人まで一律に危険な車道へ追い出してしまう。ルールで縛れば一見解決したように見えますが、それは人間が状況を判断し成長する機会を奪ってしまっています。ルールでがんじがらめになった環境では、人は空いては絶対にこう動く等の思考から「じゃあ自分は敢えて周りの状況引く位置確認しなくてもいいや」となってしまいがちなものです。

この「ルールによる強制」を応用して考えてみます。「ここにカードを何枚、コインを数枚、紙幣をこの向き、この入れ方で入れなければならない」と、まあ特に薄い財布、コンパクト財布を作るにはある程度削る事は必要ですし、物理的限界値も当然存在します。ただその度合い次第でユーザーが感じる、体験できるものが変わるのではないかと思います。なので必要範囲内での制限は設けるが、なるべく幅広い使い方に対応できるよう様な設計を目指すというのがSOLAの理想です。

使い手が自分の意思で、自由に、そして工夫しながら使える。その自由な使い方の範囲内で、最大限の「薄さ」と「使いやすさ」を黒子のように支える。そんな「自律した関係」を築ける製品こそが、真に豊かなユーザー体験を生むのだと信じています。

製品一覧:https://solahanpu.com/collections/all

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