2016年に発表した初代『Tenuis』。 当時からSOLAHANPUを応援してくださっている方なら、帆布の内側に使われていた「まるで紙のような不思議な素材」を覚えているかもしれません。
一見すると薄い紙。けれど、手で引っ張っても絶対に破れない――。

あの独特な質感の正体は、米国デュポン社が開発した高機能素材「タイベック(Tyvek®)」です。今回は、ブランド初期の特徴とも言えるこの特殊素材と、薄型財布の進化の歴史を紐解きます。
軽いのに破れない。建築資材にも使われるタフさ
タイベックの最大の特徴は、驚異的な「軽さ」と「強靭さ」の両立です。
超軽量なのに手では破れない強度を持ち、医療用防護服やハウスメーカーの建築資材(透湿防水シート)にも使われるほどの高い耐久性を誇ります。
「とにかく薄くて軽い財布」という理想を追い求める上で、極薄ながらカードの出し入れの摩擦にも平気で耐えうるこの素材は、当時の設計において非常に合理的で、これ以上ない選択でした。
水を弾き、独特の「シワ」を育てる質感
見た目は完全に紙ですが、水に強いのも大きな特徴です。優れた防水性で濡れても強度が落ちず、さらに湿気を外に逃がす透湿性まで兼ね備えています。
そして何より面白かったのが、使い込むことで折り跡やシワが細かく増え、まるで本物の紙をクシャクシャにしたような、独特のカジュアルな風合いへと変化していく点でした。ナイロンやレザーの財布とは一線を画すその質感は、当時のミニマリストたちの間で大きな話題となりました。
初代の「タイベック」から、現在の「山羊革」への進化
軽い財布・コンパクト財布の限界に挑んだ第1世代において、タイベックは最高の相棒でした。しかし、SOLAHANPUのプロダクトはそこで立ち止まりません。
「薄さ」という絶対条件はそのままに、さらに長年愛用したときの快適さや、手にした瞬間の質感、 大人の道具としての気品をプラスするため、現在のメインラインナップである「Tenuisファスナータイプ」や「Tenuisフラップタイプ」の内装には、しなやかで頑丈な「山羊革(ゴートレザー)」などを採用しています。
素材は時代とともに進化していますが、「気合で中身を減らしてもらうのではなく、仕組みと設計の力で自然に薄くなる財布を作る」というSOLAHANPUの思想は、10年前の初代タイベックの時代から何一つ変わっていません。
あなたのライフスタイルには、どの時代の設計がフィットするでしょうか。歴代のディテールや素材の変遷を、ぜひ公式サイトで確かめてみてください。
歴代の帆布モデルと現在のメインラインナップ
Tenuis 第1世代 帆布版(タイベック採用の原点) https://solahanpu.com/products/tenuis-first-canvas?from=article
Tenuis 第2世代 帆布版
https://solahanpu.com/products/tenuis-second-canvas?from=article
Tenuisファスナータイプ(※旧名称:Tenuis第3世代) 帆布版
https://solahanpu.com/products/tenuis-zipper-canvas
Tenuisファスナータイプ (※旧名称:Tenuis第3世代)
https://solahanpu.com/products/tenuis-zipper
Tenuisフラップタイプ (※旧名称:Tenuis第4世代)
https://solahanpu.com/products/tenuis-flap



