イタリア革と一口に言っても、実はその表情は千差万別です。 実際弊社スタッフも最初は「イタリアンレザーって質は良いんだろうけど、どれもエイジングでつやが出るって点ではほぼ同じでしょ?」と思っていました。しかしTenuis第3世代に採用している「トスカーノ(リスシオ)」を触り続けて感じるのは **「繊細さと強さの共存」**です。

今回は、スペック表には載っていない、この革の本当の感触についてお話しします。
1. 「柔らかさ」と「弾力」の絶妙なバランス
トスカーノは、イタリア革の中でも比較的「柔らかめ」な部類に入ります。しかし、それは決して「弱さ」ではありません。 最大の特徴は、薄く漉(す)いても失われない弾力の様なコシです。 オイルをたっぷりと含んでいるため、極限まで薄く加工しても、手にした時にモチッとした押し返すような感覚が味わえます。
2. 指先に吸い付くような、きめ細かな銀面
表面(銀面)のきめ細かさは、数あるレザーの中でも上位だと思います。 模様のないフラットな「リスシオ」仕上げは、隠しどころがありません。ごまかしの効かない繊細な表面は、大人の道具としての「品」を感じさせます。
3. 「繊細さ」を育てる楽しみ
確かに、表面がきめ細かい分、使い始めは爪傷などが気になるかもしれません。 しかし、豊富に含まれたオイルのおかげで、少々の擦り傷なら指で揉み込むだけで馴染んでしまいます。**「使いにくい」**と敬遠されるような繊細さではなく、日常の動作そのものがメンテナンスになり、気づけば深い艶へと変わっている。そんな、使い手に寄り添う性質を持っています。
構造と素材の相乗効果
Tenuis第3世代の機能的な設計を、このトスカーノの弾力が支えています。 パチンと閉じた時の手応え、開いた時のしなやかな動き。 「薄い財布に変えて後悔したくない」という方にこそ、この革が持つ「柔らかいのにタフ」な感触を、毎日の会計シーンで味わってほしいと願っています。
Tenuis 第3世代
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