薄いコンパクト財布初代Tenuis第1世代(初代)には、限られたメーカーが製造している「手帳用ペン」を差し込むための専用ホルダーが付いていました。ミニマルな財布にあえてこのホルダーを付けた理由は、デザイナーSolaの1990年代から2000年代初期にかけての海外旅行の経験が背景にあります。

アナログの紙とペンを持ち歩いていた理由
当時はデータやメモ的なものを、デジタルではなくアナログな紙媒体にして持ち歩くことに、安心感がありました。
しかし、大きな手帳をいちいちカバンに入れるのは、ミニマリストとして持ち物を増やすことになるため避けたいと考えていました。そこで、小さめのノートの紙を1枚切り取り、何回か折って財布に入れて持ち歩く方式をとっていました。
このミニマルな持ち方に合わせるために当時から手帳用ペンも使っており、当時は専用ホルダーのない財布の隙間に半ば強引にしまっていた記憶があります。
実際の使い勝手
財布にペンと紙を常備していることで、旅先で知り合った人の電話番号やちょっとしたメモをその場ですぐに記録するのに大いに役立ちました。
また、空港や飛行機内で記入が必要になる入国カードや税関申告書などの各種書類も、財布からすぐにペンを出せるため、現地で困ることはありませんでした。
第2世代以降のペンホルダー廃止
その後、日本国内でTenuisを日常使いする分には「常日頃からペンをここまでミニマルに持つ必要も無い」という声も多く寄せられたため、第2世代以降のモデルからSOLAHANPUはこのホルダーを廃止しました。
同時に、スマートフォンなどの電子機器が発展したことで、アナログメモよりもデジタルノートに直接記録することが増えたため、現代のライフスタイルにおいてはこの機能は更に使われることが少なくなるかと考えています。
ただ、パスポートなどを入れるトラベルウォレット「VOLARE」や、今後SOLAHANPUからリリースする可能性のある旅行用財布などのプロダクトであれば、このホルダーはまだ逆に役立つ可能性もあると思います。
限られたスペースの中に機能性を持たせる細かい設計を考える、デザインとして実に面白いと感じる部分です。
薄いコンパクト財布初代Tenuis
https://solahanpu.com/products/tenuis-first-canvas
関連記事:財布6㎜の安心感。薄いコンパクト財布が解消すべき「落ちる」不安への回答



